現像の依頼
撮影の済んだフィルムは現像しなければなりません。
このへんがビデオと大きく違う部分で現像してみなければ映っているかも確認出来ない
のです。
現像は、フィルムの購入よりは少し大変です 販売は売ってしまえばそれでおしまい
ですが現像はそういうわけにはいきません。
代金の支払にしても 現像したけど金が払えないというような事もありえるのです
かといって前金というのもなかなか言えない(現像所にとって)ものです。

現状の自分の感覚ではほぼ独占状態となっている販売代理店に比べ競争があり対応は
良いといった感じです。

現像所選び
これは結構迷うと思います。
国内には4社の映画用フィルム現像所があります。
「イマジカ 東京現像 ヨコシネDIA 東映ラボ・テック」です。
なおリバーサルフィルムは国内の商用現像所は行っておりませんので海外に送る必要があります。
モノクロ16mm(ネガ現像、ラッシュ)は、 ヨコシネDIA しか行っておりません。

これらの現像所は関東、一部関西にありますが他の地方にはありません。
宅配便が発達していますからこれらを活用する事になりますが条件等については
打合わせが必要です。
近所の写真店から送ってもらう方法も考えられますがうまく行かない場合が多いし
こまかい指定が届きにくいので避けた方が良いでしょう。

現像所選びの実際ですが何社が連絡を取ってみて対応の良い所というのが良いと思い
ます。
ただ向こうも忙しい時や担当がいない場合もあるので何社か付き合ってみて最終的
な所を決めるっていうのが良いと思います。

以下 私が知っている限りの参考情報を示しておきたいと思います、主観の部分が
殆どですのでその点 ご了承下さい。

イマジカ、いわゆる現金取り引きをしなくなったようで付き合いにくい私のような
零細な所の仕事は断わるようだ。
昔はよかったのに。
(ごく最近は、少しは相手にしてくれるようです、、、、。)

ヨコシネDIA、横浜の反町(東急東横線)にある。
渋谷に営業部がある。

東京現像 東京都下調布にある 大手総合映像処理会社 残念ながら付き合った事が
全く無いため詳細はわかりません。

東映ラボ・テック 東京都下調布市と狛江市にまたがる所にある、名のとおり映画会社系
である、大きな会社では無いがシネオンを初めて(ラボとして)導入するなど
新技術にも積極的に対応、多少の無理は聞く会社。
銀座に営業部がある。

現像所に連絡して自分の希望している処理が出来るか やってくれるか いくらかかるか
を相談して下さい。
カラーネガフィルムの現像 ラッシュ はどこでも出来るはずです。
一応 価格と納期を聞いておいて下さい。
価格は、1m単位の設定で最低料金があるというような感じです、100フィート
いくらというような設定は無いと思います。
100フィート 31.5メートルですが実際はもう少し長く(フィルム事体が)
作業のためリーダー等を付けるのでもう少し長くなります。
ラッシュの場合はさらに長くなります。

現像料金は多くの現像所で現像のみの場合と現像とラッシュを頼む場合で違う設定
となっています。
とりあえず現像しておいて後でラッシュというような場合、現像料金が高くなる場
合がりますので注意が必要です。

フィルム購入の場合と同じですが行ける範囲の場所であるならば一度は行っておく
でしょう。
いずれにしても担当者を決めてもらうと良いでしょう。

さて、次は現像所にフィルムを持ち込みましょう。
始めの内は営業所があるような現像所ならそちらの方がわかり易いかも知れません。
現場に行くと何処が受け付けかわからないような事があるかも知れません。

営業部に話をつけてから持ち込んだ方がスムーズです、営業が見とめていれば現場
は比較的対応は良いようです。

窓口を見つけたら担当者を呼んで下さい、営業担当の方は外回りをしている場合も
多いので出来れば連絡を取っておくと良いでしょう。
一度あって状況がわかれば後はフィルムを届けるだけですむようになります。

担当者とあったら挨拶の後 やってもらいたい事を説明します 「16mmフィルムの
現像とラッシュ」これだけですから簡単な話しです。
「現像はノーマルで良いのか」とか聞かれるかも知れませんね、あとで説明します。
納期も聞いておきましょう、わたしたちのように急がないならその事を
話し手おいてた方が良いでしょう。
現像所も余裕がある時と詰まっている場合がありますから。
もちろん 急ぐ場合はそれを伝え何とかしてもらう事も必要です。

一通りの話しの中で料金一覧をもらっておきましょう。
この中にはその現像所で取り扱っている作業書いてありますから見るだけでも
参考になります。

現像所では 「缶票」と呼ばれるシールをくれると思います。
くれなくればもらって下さい、プロダクションによっては時分の所で造っている
所もあります。
このシールは現像に出すフィルムに関する事柄を記載しフィルムの缶に張り付ける
ものでこの缶票に書かれた事を元に現像処理します。
カラーフィルムなのにモノクロと書いてしまえばモノクロ処理をしてしまう事だって
ありえます。
(実際はいろいろなチェックがはいるのでカラーをモノクロ処理してしまう事はあま
り考えられませんが。)

缶票には 作品名 会社名 担当者名 撮影者等の管理情報と
フィルム名 タイプ番号 乳剤番号 増感 減感 ノーマル の指定等の現像処理に関する
情報。

密着 縮小 棒焼 補正 等のラッシュに関する情報。

フィルムの長さに関する情報を記載する欄があります。

作品名には何か適当な作品名を決めておいて下さい、現像所では作品名で分けている
ようです。

会社名ですが個人名で良いでしょう、サークル名等でも良いのですが何かあった時
例えば現像後露出の状態がバラバラで補正ラッシュをとらないとどうにもならない
ような時など連絡してくれることがあります、このような時サークル名の××さん
なんていう連絡がくることがあります。

担当者名 撮影者等は適当に書いて下さい。

「フィルム名 タイプ番号 乳剤番号 増感 減感 ノーマル の指定等」
これが一番重要な所です、ただ難しい事はありません。

フィルム名 これはフィルムの名称をそのまま書いて下さい F64Dとか
EXR50Dとかをかけば良いのです。

タイプ番号 乳剤番号(EM(エマルジョン番号))は一緒に書きます。
「8622−112−110」「7296−112−110」のように。
このタイプ番号が決まれば確実にフィルムが確定します、乳剤番号が決まればフィルム
の製造が特定され製造上の問題等もあれば判明します。

増感 減感 ノーマルですが 最近のフィルムは種類が多く色々な感度があり増感 減感
をしなくてもかなりの部分で対応できます。
昔は種類が少なかったため感度125のフィルムを250のフィルムとして撮影し
現像時に増感し調整するような事が結構おこなわれました。
現在でのいろいろな表現をするため増感等の作業がおこなわます。
通常の撮影なら「ノーマル」と指定して下さい。

ラッシュ注文の関する指定ですがまずは「密着」を選んで下さい。
「縮小」というのは35mmフィルムを16mmフィルムに縮小してラッシュを作成
する事を意味します。
棒焼 補正 の指定は撮影状況 ラッシュの利用状況に従い記入します。

フィルムの長さ等は フィルムを切った場合など重要になってきます。

缶票を張ってしまえば後は担当者に渡すだけで済みます。
缶票のシールを少しもらっておけば持って行くにしても送るにしても便利です。
事務所が遠くて行けないような場合でも料金表と共に缶票のシールを送ってもらう
ようにすべきでしょう。
(ただ上記事項を書いた紙を張り付ければ問題ありません、自分で缶票を作ってし
まうのも一つの手です。)

受け取りの方法を指定(事務所に取りに行く 送ってもらう等)打ち合わせて下さい。
事務所には試写の設備もある事が多いので映写機の準備が無い場合 そこで見せて
もらうという手もあります。

わたしたちが16mm制作を行う上で金銭的にも付き合い的にも大きな問題となる
のが現像所での処理です。
上手に付き合いましょう。

現像所についても取材して付き合い方について書き換えたいと思っております。

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