トーン発生装置の試作
 
パルス同期式装置を作って行くにあたって最初に何とか録音出来るよう
にする作る事を優先することにしました。
子どもの成長記録を撮っている方のような場合、待ってはくれません。
 
単にパルスを記録する方法とトーンを記録する方法が考えられますが、
トーンを記録する方がノイズの除去等の利点がありますのでこの方法を
試作してみました。
 
回路的には、水晶発信を分周して約1KHzの信号を作りカメラからの
信号で断続させるというものです。
この信号をマイクレベルに調整してマイクからの信号と別トラックに録
音して記録します。
 
録音機の制御はまだ出来ませんがトーン信号の無い部分を編集でカット
するだけなので難しい事は無いと思います。
 
この装置を、成田屋古漫堂さんの所へ持参し氏のキヤノン814XLと
接続し実験を行ってみました。
 
実験全景  
実験システム全体
 
基板  
制作した装置基板。
 
端子  
装置を接続するコネクタ。
あう物がなかなかみつから無いが線を差す事でも何とか使用出来そうです。
 
以下録音されたトーン信号を取り込んでみました。

約2秒間、1秒あたり18コマの変調された信号が確認出来ます。
 

拡大してみました、1コマ毎にちゃんと出ています。
 
録音されたパルス音(2秒 WAVファイル(約88KB)
1トーンの波形と周波数分析)
 
 
現在この装置(基板の状態ですが)は、成田屋古漫堂さんの所で実際の撮
影を含めた実験を行ってもらっています。
 
今の装置は、分周回路で作っています、機能追加や柔軟性を持たせるためソフトウ
ェア式の装置の試作に取り掛かっています。
 
とりあえず、この装置は使える状態ではあります。(使い難い部分はありまが。)
実証実験(兼、制御装置作製時のテスト信号フィルム作製)にご協力頂けます方掲
示板に書き込んで頂けますようお願いします。
 
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